食と健康
高齢化が進み人生50年といわれた寿命も100歳を超えて生きる事が可能になり、それにつれ、食品も安くたくさん欲しいという意識より高くても体に良いモノを求められる方が増えております。
そのような流れの中で浮かぶ言葉が『医食同源』『薬膳』『オーガニックフード』
食は健康の源、私が地元三重の食材を広くお薦めしたいと思うのは、神々の住まう山々に守られた肥沃な自然の土壌で育つ作物はもとより肉、魚に至る食材も旨みがしっかりしていて美味しいと思うからです。
食材そのモノが美味しいという事は、栄養成分も高いであろうし、余計な味付けの必要もない、何より美味しいモノを頂くと幸せと感じ精神的にも癒され二重の効果が得られるとも思います。
また、薬膳も興味を惹かれるところですが、中華の癖のある香辛料のイメージでなく身近にあるモノを取り入れやすい方法でご提案できればと考えます。
わさび、しょうが、ネギ、しそ・・・薬味と呼ばれる物も薬膳の立派な立役者と考えれば、おかゆ、大根おろしも薬膳です。
日本の一般家庭で昔から食べられていたもの、取り合わせには体に良い働きを相乗的に引き出す効果のモノがあったのです。
そのもっともポピュラーなモノが緑茶です。
日本人はお客様に先ずお茶を提供しますが、昨今 緑茶には健康に効果的な様々な成分が含まれていることが分かり取り上げられ、例えばそこに香り成分を取り入れればそれだけで薬膳です。
オーガニックフードは、日本ではなかなか手に入れづらいですが、海外では求める人の数も多く、国の農薬使用の基準も日本よりはるかに規制が厳しいです。
日本人は見た目を重視しがちで、農薬に対する危機管理意識が乏しく怖いと思う部分であり、オーガニックの見分け方も含め、求める方々がもっと手軽に安心して手に取れるご提供の仕方をできないかと考えております。
伊勢志摩は神宮の常若の理念に沿って生まれ変わりの地とも言われてきました。悠久の時を越え神宮への神饌が豊富に揃う場所、多くの神々の御前で日頃の心の垢や埃を祓い、大自然の中で美味しい空気をいっぱいに吸い込み、体に良いモノを取りゆったりとした時間を過ごすことで生まれ変わったように元気を取り戻す。
そんな時間の一端をお手伝いさせて頂きたいと願います。